古い家の雨漏り修理方法を解説|修理費用相場と安心業者選びのポイント
「築30年を超えた我が家、最近雨漏りがひどくなってきた…」
「古い家の雨漏り、修理費用は一体いくらかかるんだろう?」
古い家は、どうしても雨漏りリスクが高くなり、放置すると家中、雨漏りするといった危険性もあります。
そうなると修理費用も高額になりがちで、不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、古い家の雨漏り修理にかかる費用相場を、原因別・箇所別に詳しく解説していきます。
さらに、信頼できる業者の選び方や、雨漏り修理費用を安く抑える方法もご紹介します。
正しい知識を身につけて、安心して修理を進めましょう。
古い家の雨漏り修理にかかる費用相場を徹底解説

古い家の雨漏り修理にかかる費用は、20万円から200万円以上と、かなり幅があります。
古い家は新しい家に比べて傷んでいることが多く、修理する範囲が広くなったり、予想外の修理が必要になることがあるからです。
例えば、築50年の木造住宅で屋根全体を修理する場合、200万円以上かかることもあります。古い家の雨漏り修理の費用は、劣化具合がどうしても酷くなるため高額になるケースがほとんどです。
古い家の雨漏り調査にかかる費用相場
古い家の雨漏り調査にかかる費用は0円~50万円が目安です。簡単な原因であれば費用をいただかないこともありますが、原因の特定が難しい場合には高額になることもあります。
一目で雨漏りの原因が分かれば、無料の場合が多いです。簡単に原因が分かれば、わざわざお金を請求する必要はありません。
しかし、雨漏りしている場所が分からず、原因を見つけるために、水を撒いてみたり、特別なカメラを使う必要がある場合は、多くても50万円程度の費用がかかることがあります。
雨漏り調査には、目視調査、散水調査、発光液調査、赤外線調査、内視鏡調査など、いろいろな種類があります。
水を撒く調査は、屋根に水を撒いて、どこから雨漏りしているかを見つける方法です。これを散水調査と言います。
特別なカメラを使う調査は、温度の違いを利用して、雨漏りの原因になっている場所を見つける方法です。サーモグラフィティカメラなどを用いる調査の場合は高額になるケースが多いです。
これらの調査は、特別な機械や専門的な知識が必要なので、費用がかかってしまいます
しかし雨漏り調査は必ず行うべきものであり、もし怠れば工事が無駄になってしまったりなど、雨漏りの解決に繋がらないため、一番大事な工程でもあります。
【雨漏り箇所別】古い家の修理費用相場

雨漏り箇所によって修理費用は異なり、屋根は50万円から150万円、ベランダやバルコニーは10万円から50万円、外壁は5万円から150万円ほどの差があります。
例えば、瓦屋根全体を新しくする必要がある場合は100万円以上の費用がかかりますが、外壁の隙間を埋めるだけで済む場合は5万円程度で済むこともあります。
雨漏りの箇所別に、費用相場を詳しく見ていきましょう。
- 屋根からの雨漏り
- 外壁からの雨漏り
- ベランダ・バルコニーからの雨漏り
屋根からの雨漏り
屋根からの雨漏りの修理費用は、50万円から150万円と高額です。
例えば、築40年の瓦屋根で、瓦が壊れているところがたくさんあり、下地材も腐っている場合は、100万円以上の費用がかかることが想定されます。
これは、瓦を交換したり、新しくしたりするだけでなく、下地材の修理や交換も必要になるためです。
一方、築20年のスレート屋根で、一部のスレートが割れているだけの場合で、下地材がしっかりしている場合は、50万円程度で修理できる可能性があります。
これは、割れたスレートを交換するだけで済む可能性があるからです。
瓦屋根の修理費用としては、瓦の交換、葺き替え、漆喰の詰め直しなどが挙げられます。
スレート屋根の修理費用としては、スレートの交換、塗装、コーキングの打ち替えなどが挙げられます。
外壁からの雨漏り
外壁からの雨漏りの修理費用は、5万円から150万円程度と、幅広いです。
外壁からの雨漏りは、小さなひび割れやシーリングの劣化などが原因であることが多く、比較的簡単な修理で済む場合が多いからです。
例えば、外壁のシーリング材にひび割れが見られる場合は、シーリング材を新しくするだけで済むことが多く、5万円程度で修理できる可能性があります。
シーリング材は、外壁材の隙間を埋めるゴムのような素材で、古くなるとひび割れや剥がれが生じることがあります。
しかし、外壁材自体が劣化してひび割れが広がっている場合は、外壁塗装やひび割れの補修など、大規模な工事が必要になる場合があり、150万円程度の費用がかかることもあります。
ベランダ・バルコニーからの雨漏り
ベランダやバルコニーからの雨漏りの修理費用は、10万円から50万円程度です。
ベランダやバルコニーは、屋根ほど広範囲ではないものの、防水層を全体的に修理する必要があるケースもあります。
例えば、ベランダの防水層の表面が劣化している場合は、表面を塗り直すだけで済むことが多く、10万円程度で修理できる可能性があります。
防水層の表面を保護する塗料は、古くなるとひび割れや剥がれが生じることがあります。
しかし、防水層自体が破損している場合は、防水層を全体的に修理する必要があり、50万円程度の費用がかかることもあります。
防水層は、ベランダやバルコニーの床に敷かれている防水シートや塗膜で、雨水が入ってくるのを防ぐ役割があります。
【屋根材別】古い家の修理費用相場

古い家の雨漏り修理費用は、屋根材よっても異なります。
屋根材 | 費用相場 |
---|---|
瓦屋根 | 約5~50万円程度 |
スレート屋根 | 約80~130万円程度 |
金属屋根 | 約100~150万円程度 |
各屋根材ごとに長所や短所もあり、一概に安いから良くない。高いから雨漏りへの耐性が高いということはありません。
瓦屋根
瓦屋根の雨漏り修理費用は、約5万円から200万円程度です。
瓦屋根を施工するには専門的業者に頼む必要がある上、材料も高価になるため、どの屋根材よりも費用が高くなってしまいます。
例えば、台風で瓦が数枚ずれてしまった場合は、ずれた瓦を固定するだけで済み、5万円程度で済むこともあります。
しかし、雨漏りの原因が下地にまで影響していると、葺き直し工事は必要になり、約200万円近くの費用が掛かる場合も出てきます。
瓦の交換費用は、瓦の種類や枚数、工事の難しさによって異なります。漆喰の詰め直し費用は、傷んでいる程度や長さによって異なります。
スレート屋根
スレート屋根の雨漏り修理費用は、10万円から100万円程度です。
スレート屋根は瓦ほど材料も高価ではないですが、屋根材全交換や下地交換が必要になれば100万円近くの費用がかかってきます。
例えば、スレート屋根の表面にひび割れが少しだけある場合は、塗装やコーキングの打ち替えで済むことが多く、10万円程度で済むこともあります。
しかし、雨漏りがひどい場合は、屋根全体を新しくする必要があり、100万円程度かかる場合もあります。
金属屋根
金属屋根の修理費用は、10万円から150万円程度です。
金属屋根は瓦ほど材料は高価ではないですが、こちらも葺き替えやカバー工法などが必要になった場合には150万円ほどの費用がかかるケースもあります。
例えば、金属屋根の一部分だけにサビなどで穴が開いた場合は、コーキング処理などで10万円程度で済むこともあります。
しかし、古くなって屋根材自体に傷みが出始めて、カバー工法などで対処しないといけない場合には150万円ほど費用がかかります。
信頼できる業者を選ぶ5つのポイント

いざ修理を依頼しようとすると、「どこに頼めばいいか分からない…」という悩みを持つ方も多いでしょう。
この章では、信頼できる雨漏り修理業者を選ぶためのポイントを解説していきます。信頼できる雨漏り修理業者を選ぶには、以下の5つのポイントを参考にしましょう。
- 地元密着型の業者を選ぶ
- 実績豊富な業者を選ぶ
- 複数の業者から見積もりを取る
- 保証内容を確認する
- 悪徳業者を見分ける
地元密着型の業者は地域の情報に詳しく、実績豊富な業者は高い技術力と経験を持っていることが多いです。
複数の業者から見積もりを取ることで適正な価格を判断でき、保証内容を確認することで、万が一のトラブルにも対応できます。
悪徳業者を見分ける知識があれば、高額な請求をされたり、必要のない工事を勧められたりする被害を防ぐことができます。
1.地元密着型の業者を選ぶ
地元密着型の業者は、地域の情報に詳しく、迅速な対応や親身なサービスが期待できます。長年地域で営業しているため、その地域の気候や風土、建物の構造などをよく理解しているからです。
例えば、その地域で多い雨漏りの原因や、適切な修理方法などをよく知っているので、より的確な診断や施工を行うことができます。
地元密着型業者を見つける方法としては、地域の情報誌、インターネットの地域情報サイト、口コミサイトなどがあります。地元密着型業者を選ぶメリットは、地域の情報に詳しい、迅速な対応、顔が見える安心感、地域貢献などが挙げられます。
2.実績豊富な業者を選ぶ
実績豊富な業者は、長年の経験と積み重ねた技術力で、高品質な施工を提供してくれる可能性が高いです。多くの現場を経験することで、様々な雨漏りの原因や状況に対応できるノウハウを蓄積しているからです。
例えば、10年以上の実績があり、年間100件以上の雨漏り修理を行っている業者であれば、豊富な経験とノウハウを持っていると言えるでしょう。
特に、古い家や古い家に多く使われている瓦屋根などの修理を得意とする業者であれば、安心して任せることができます。
実績を確認するには、会社のホームページで施工事例を確認したり、実際に問い合わせて過去の事例を聞いてみたりすると良いでしょう。
実績豊富な業者を見つける方法としては、インターネットの口コミサイト、住宅関連のポータルサイト、紹介などがあります。実績豊富な業者を選ぶメリットは、高品質な施工、安心感、信頼性などが挙げられます。
.複数の業者から見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取ることで、価格や工事内容を比較検討し、最適な業者を選ぶことができます。業者によって、料金設定や得意な工法、使用する材料などが異なるためです。
例えば、同じ工事内容でも、業者によって見積もり金額が数万円から数十万円も異なる場合があります。複数の業者に見積もりを依頼し、それぞれの提案内容や費用を比較することで、自分に合った業者を見つけることができます。
また、相見積もりを取ることで、悪徳業者を避ける効果もあります。
相見積もりのメリットは、適正価格の把握、悪徳業者の排除、業者比較などが挙げられます。
4.保証内容を確認する
雨漏り修理の保証内容を事前に確認しておくことは、安心のために非常に重要です。工事後に不具合が発生した場合、保証があれば無償で修理してもらえる可能性があります。
保証期間や保証範囲、保証の適用条件などをしっかりと確認しましょう。
保証期間は一般的に1年から10年程度で、保証範囲は雨漏り箇所や使用材料によって異なります。
保証の適用条件には、定期的な点検の実施などが含まれる場合があります。
5.悪徳業者を見分ける
悪徳業者を見分けるためには、飛び込み営業の業者を避け、複数の業者から見積もりを取り、契約を急がせない業者を選ぶようにしましょう。
悪徳業者は、言葉巧みに契約を迫ったり、必要以上の高額な工事を提案したりすることがあるからです。
例えば、「今すぐ契約すれば大幅値引きします」などと、契約を急がせる業者は注意が必要です。
飛び込み営業で来た業者は、信用できる情報が少ないため避けるべきです。
また、複数の業者から見積もりを取り、価格や工事内容を比較することで、悪徳業者の高額な請求を見抜くことができます。
契約を急がせる業者は、冷静な判断をさせないように仕向けている可能性があるため注意が必要です。
悪徳業者の特徴としては、高額な請求、必要のない工事の提案、強引な勧誘、契約を急がせる、不安をあおるなどがあります。
悪徳業者への対処法としては、毅然とした態度で断る、警察や消費者センターに相談するなどがあります。
古い家の雨漏り修理に早急な対処が必要な理由

古い家の雨漏りを放っておくと、家が壊れてしまうだけでなく、病気になったり、家の価値が下がったりする可能性があります。
だから、雨漏りを発見したら、すぐに修理することが大切です。
雨漏りで木材が腐ると、家の強度が弱くなり、地震が起きたときに家が倒れてしまうことがあります。
また、湿った木材はシロアリが住み着きやすく、被害が広がる可能性もあります。
さらに、カビやダニが発生しやすくなり、病気になってしまうかもしれません。
家が古くなってくると、雨漏りのせいでさらに傷みがひどくなり、家を売るときに値段が下がったり、誰も買ってくれなくなったりする可能性もあります。
例えば、築40年の木造住宅で雨漏りを放っておいたら、柱や梁が腐ってしまい、地震で家が倒壊してしまったというケースもあります。
また、雨漏りのせいでカビが発生し、住んでいる人が呼吸器の病気になってしまったというケースもあります。
このように、雨漏りは放っておくと大変なことになる可能性があります。
早めに対処することで、被害を最小限に抑え、修理費用も安く済ませることができるでしょう。
雨漏りを放置することの危険性
雨漏りを放っておくと、家が傷んだり、住んでいる人が病気になったりする危険性があります。
雨水は、木材を腐らせたり、金属を錆びさせたりするだけでなく、カビやダニを増やす原因にもなるからです。
例えば、築30年の家で雨漏りを放っておいたため、屋根裏の梁が腐ってしまい、シロアリが発生して、屋根が崩れてしまったという事例があります。
また、雨漏りで壁にカビが発生し、住んでいる人がアレルギー性鼻炎になってしまったというケースもあります。
雨漏りを放っておくと、家が腐ったり、シロアリが発生したり、カビやダニが増えたりするだけでなく、病気になったり、家の価値が下がったりする可能性があります。
建物の倒壊リスク
雨漏りで家の柱や梁などが腐ってしまうと、家が弱くなり、地震や台風が来た時に倒れてしまう危険性があります。
特に、木造の家は、雨漏りで柱や梁が腐ると、家の強度がすごく弱くなってしまいます。
古い家は、新しい家に比べて、柱や梁が傷んでいることが多いので、雨漏りでさらに傷んでしまいやすいです。
例えば、築50年以上経った木造住宅で、雨漏りで柱が腐ってしまい、シロアリも発生した結果、少しの地震で倒壊してしまったという事例があります。
雨漏りで家が弱くなると、地震や台風で倒れてしまう危険性が高くなるので、注意が必要です。
シロアリ被害の拡大
雨漏りで木材が湿っていると、シロアリが繁殖しやすくなり、被害が広がる可能性があります。
シロアリは湿った木材が好きで、暗くて湿っぽい場所に巣を作るからです。
雨漏りで屋根裏や床下の木材が湿っていると、シロアリが入りやすくなり、被害が広がってしまいます。
シロアリは木材を食べてしまうので、放っておくと家がどんどん弱くなってしまい、倒壊してしまう危険性もあります。
例えば、雨漏りで床下の木材が湿ってしまい、シロアリがたくさん発生して、床が抜け落ちてしまったというケースもあります。
雨漏りは、シロアリの被害を広げる原因になります。
シロアリは家を弱くしてしまうので、注意が必要です。
健康被害の可能性
雨漏りで発生したカビやダニは、アレルギーや呼吸器の病気の原因になる可能性があります。
カビやダニは、湿っぽい場所を好み、そこで増えるからです。
雨漏りで壁や床にカビが発生すると、空気中にカビの胞子が飛んで、それを吸い込むことでアレルギー性鼻炎や喘息などの症状が出てしまうことがあります。
また、ダニはアレルギーの原因になるだけでなく、喘息やアトピー性皮膚炎などの原因にもなります。
例えば、雨漏りで寝室の壁にカビが発生してしまい、住んでいる人が毎晩咳をするようになり、病院で検査を受けた結果、アレルギー性気管支炎と診断されたというケースもあります。
雨漏りでカビやダニが発生すると、健康に悪い影響がある可能性があります。
資産価値の低下
雨漏りを放っておくと、家全体が傷んでしまい、家の価値が大きく下がる可能性があります。
雨漏りは、見た目を悪くするだけでなく、家の構造にもダメージを与えるため、放っておくと家がどんどん傷んでしまうからです。
例えば、雨漏りで屋根や外壁が傷んでいる家は、売るときに値段が下がったり、誰も買ってくれなくなったりする可能性があります。
また、賃貸住宅の場合、雨漏りを放っておいたせいで、住んでいる人から文句を言われて、出て行かれてしまうケースもあります。
雨漏りは、家を傷ませるだけでなく、お金の面でも損をしてしまう可能性があります。
古い家が雨漏りしやすい理由とは?

築年数によって注意すべき雨漏りのポイントは異なり、築30年以上の家では、屋根の劣化や雨どいの破損に注意が必要です。
築年数が経つほど、家は傷んでくるからです。
築30年以上の家では、屋根材や防水シートが傷んでいて、雨漏りが起こりやすくなっています。
例えば、スレート屋根は、築30年を過ぎると表面の塗装が劣化して、ひび割れが起こりやすくなるため、雨漏りのリスクが高まります。
また、雨どいも古くなって壊れやすくなっているので、雨水がうまく流れずに、雨漏りの原因になることがあります。
築年数によって、注意すべき雨漏りのポイントが違います。
古い家は、新しい家に比べて、雨漏りが起こりやすいので、注意が必要です。
築年数によって注意すべきポイントは違う?

古い家は、新しい家に比べて雨漏りがしやすいのは、年月が経つにつれて、屋根材や防水シートなどが傷んでくるからです。
例えば、屋根材は、太陽の光や雨風によって劣化し、ひび割れや剥がれが起こりやすくなります。
瓦屋根の場合、築30年を超えると瓦の表面が傷んで、割れやすくなるため、強風や豪雨で壊れて、雨漏りになることがあります。
また、防水シートも古くなると防水効果がなくなって、雨水が入ってきやすくなります。
さらに、古い家は、柱や梁などの構造材が傷んでいたり、隙間ができている場合があり、雨水が入ってきやすい場所が増えている可能性があります。
屋根材の劣化には、瓦のひび割れ、スレートの剥がれ、金属屋根の錆などがあります。
防水シートの劣化には、ひび割れ、破れ、剥がれなどがあります。
構造材の劣化には、木材の腐朽、接合部の隙間などがあります。
古い家は、定期的に点検したり、修理したり、メンテナンスすることが大切です。
古い家の雨漏りは自然に直るの?

古い家の雨漏りは、自然に直ることはほとんどありません。
雨漏りの原因は、屋根材や防水シートの劣化、構造部分の損傷など、放っておいても治らないものが多いからです。
例えば、屋根材にひび割れがあると、そこから雨水が入ってきてしまいます。
防水シートが破れている場合は、そこから雨水が家の中に入ってきてしまいます。
雨漏りを放っておくと、被害が広がって、修理費用が高くなるだけでなく、家が弱くなって、倒壊する危険性も高まります。
雨漏りを発見したら、早めに修理することが大切です。
古い家の雨漏り修理費用が不安!お金がない時の対処法

雨漏り修理が必要だけど、費用が心配でなかなか修理できない…。
そんな悩みをお持ちのあなたへ、費用負担を軽くするための方法を紹介します。
インターネットで情報を探す前に、ぜひ読んでみてください。
古い家の雨漏り修理費用が不安な場合は、「ローン」「分割払い」「助成金制度」「火災保険」の活用を検討してみましょう。
雨漏り修理の費用を払う方法として、住宅ローンやリフォームローンを組む、業者と分割払いの契約をする、自治体の助成金制度を使う、火災保険が使える場合は保険金を受け取る、などの方法があります。
ローンの種類としては、住宅ローン、リフォームローンなどが挙げられます。
分割払いの注意点としては、金利、手数料などが挙げられます。
助成金制度は、自治体によって内容や条件が異なります。
火災保険は、適用範囲、申請手続きなどを事前に確認する必要があります。
リフォームローンを組む
リフォームローンは、雨漏り修理など、リフォームにかかる費用を金融機関から借りることができるローンです。
リフォームローンは、住宅ローンと比べて金利は高めですが、審査に通リやすく、お金を借りるまでの期間が短いというメリットがあります。
例えば、リフォームローン専門の金融機関では、最短で申し込みから1週間程度でお金を借りることができます。
また、リフォームローンには、担保なしでお金を借りられるものや、金利が固定されているものなど、いろいろな種類があります。
リフォームローンには、無担保ローン、有担保ローン、固定金利ローン、変動金利ローンなどがあります。
リフォームローンの金利は、金融機関、借りる金額、返済期間によって異なります。
リフォームローンを借りる条件は、年齢、年収、勤務先、信用情報などです。
分割払いにする
雨漏り修理費用を一度に支払うのが難しい場合は、業者によっては分割払いに対応している場合があります。
分割払いにすると、毎月支払う金額を抑えることができますが、金利や手数料がかかる場合があるので、事前に確認しましょう。
例えば、100万円の雨漏り修理費用を10回払いにした場合、金利や手数料を含めて毎月12万円程度の支払額になる場合があります。
分割払いの条件としては、回数、金利、手数料などが挙げられます。
業者と相談すれば、分割払いの条件が変わる場合もあります。
助成金制度の活用
自治体によっては、雨漏り修理に対して助成金を出してくれる制度があります。助成金制度を利用すれば、修理費用の一部を助成金で支払うことができます。助成金制度の内容や利用条件は、自治体によって異なります。
例えば、東京都の「住宅リフォーム助成制度」では、耐震改修工事と合わせて雨漏り修理を行う場合、最大100万円の助成金を受け取ることができます。
お住まいの地域で実施している助成金については「地方公共団体における住宅リフォーム支援制度検索サイト」というサイトで調べることが可能です。
また、国で実施している施策もあり国土交通省のホームページで確認が可能です。
これらの制度については、業者側が把握しており適宜お客様に案内はしているので、手続きなどの面倒な作業が発生することはありません。
ただ、あらかじめどんな助成金制度が実施されているかを知ることで、屋根修理を行うかの検討材料にもなるので、ご自身でもある程度調べておくとよいでしょう。
火災保険の利用はできる?
火災保険は、「自然災害による破損」にのみ使うことができます。風災や雪災、落雷などによる雨漏り被害を補償してくれる場合がありますが、古くなって傷んだことによる雨漏りは対象外です。
火災保険は、予想外の事故による損害を補償するもので、古くなって傷んだことによる損害は補償されないのが一般的だからです。
例えば、台風で屋根の瓦が壊れて雨漏りが発生した場合は、火災保険が使える可能性があります。しかし、屋根材のひび割れりよる雨漏りは、火災保険は使えません。
火災保険で補償される範囲としては、風災、雪災、落雷、ひょう災などの自然災害により発生した被害のみです。
また、自然災害でも保険が使えるかどうかは、保険会社や契約内容によって違います。火災保険を申請する場合は、保険会社に連絡し、被害状況を説明する必要があります。
その後、保険会社から申請に必要な書類や手続きについて案内があります。
賃貸の雨漏り修理費用は誰が負担する?

賃貸住宅で雨漏りが起きたとき、修理費用は誰が払うのでしょうか?基本的には、家主が払うことになります。
ただし、借主の不注意で雨漏りが起きた場合は、借主が払わなければならないこともあります。
これは、家が古くなったり、災害で雨漏りが起きた場合は、家主が家を良い状態に保つ責任があるためです。
一方、借主が不注意で何かを壊したり、わざと壊したりして雨漏りが起きた場合は、借主の責任になるので、借主が払うことになります。
例えば、築20年のアパートで、屋根が古くなって雨漏りが起きた場合は、家主が修理費用を払う義務があります。
しかし、入居者がベランダに物を置きすぎて排水口を塞いでしまい、雨水が溢れて雨漏りが起きた場合は、入居者が修理費用を払わなければなりません。
賃貸借契約書に雨漏りに関するルールが書いてある場合があるので、確認してみましょう。
また、誰がどれくらい払うかは、悪いことをした度合いによって変わる場合があるので、注意が必要です。
困ったときは、管理会社や不動産会社、消費者センターなどに相談しましょう。
家主負担となるケース
家主が負担するのは、家が古くなったり、災害で雨漏りが起きたなど、借主の責任ではない場合です。
賃貸住宅のオーナーである家主には、家を良い状態で保つ義務があるからです。
例えば、築30年のマンションで、台風でアンテナが倒れて屋根に穴が開き、雨漏りが起きた場合は、家主が修理費用を負担します。
家主が負担するケースには、次のようなものがあります。
家が古くなって壊れた | 屋根材や防水シート、雨どいが古くなって壊れたなど |
災害で壊れた | 台風、地震、大雨、雪などで壊れた |
借主負担となるケース
借主が負担するのは、借主が不注意で何かを壊したり、わざと壊したりして雨漏りが起きた場合です。借主には、借りている家をきちんと使う義務があるからです。
例えば、入居者がお風呂の換気扇をずっとつけっぱなしにした結果、水滴がたくさんついて、天井にカビが生えて雨漏りの原因になった場合は、入居者が修理費用を負担しなければなりません。借主が負担するケースには、次のようなものがあります。
借主の不注意 | 窓を閉め忘れた、排水口が詰まった |
借主がわざと壊した | 設備を壊した |
普通に使ってはいけないことをした | すごく重いものを置いた、家を改造した |
古い家の雨漏り、DIYで修理できる?

古い家の雨漏りは、ちょっとしたものであれば自分で直せることもありますが、基本的には専門の業者に頼むことをおすすめします。
雨漏りの原因を見つけて、きちんと直すには、専門的な知識や技術が必要になることが多いからです。
例えば、コーキング材のひび割れを埋めるくらいの簡単な修理なら、自分でできるかもしれません。
しかし、屋根の修理や防水工事などは、専門的な知識や技術が必要になります。無理に自分でやろうとすると、かえって被害が大きくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
DIYで修理できる雨漏りの例としては、コーキングのひび割れを直したり、雨どいに詰まったゴミを取り除いたりすることなどがあります。
自分で直す場合は、安全に気を付けて、無理のない範囲で作業を行いましょう。また、正しい材料を選んで、正しい方法で作業することが大切です。屋根の修理や防水工事など、難しい修理は、専門の業者に頼みましょう。
DIYで修理できる範囲
自分で直せるのは、雨漏りがひどくない場合で、原因がはっきりわかっている場合だけです。
専門的な知識や技術が必要な場合や、高い場所で作業をする必要がある場合は、自分で直すことはできません。
例えば、コーキングのひび割れを直したり、雨どいの落ち葉やゴミを取り除いたりする作業は、比較的簡単に自分で行うことができます。
しかし、屋根の修理や防水工事などは、専門的な知識や技術が必要なので、自分で直すことはできません。自分でできる修理は限られています。
DIYでの注意点
自分で雨漏り修理をする場合は、安全に気を付けて、無理のない範囲で作業することが大切です。高い場所で作業したり、専門的な道具を使う場合は、事故の危険性が高まるからです。
屋根に上る場合は、必ず安全帯を着用し、足場をしっかり確保しましょう。また、電動工具を使う場合は、取扱説明書をよく読んで、安全に作業しましょう。
作業中に不安を感じたら、無理をせず、専門の業者に頼みましょう。自分で雨漏り修理をする際の注意点としては、以下の点が挙げられます。
安全対策 | 安全帯を着用する、足場をしっかり確保する、電動工具を安全に使う |
無理のない範囲で作業する | 高い場所での作業や専門知識が必要な作業は避ける |
専門業者に相談する | 不安を感じたら、無理せず相談する |
古い家の雨漏り修理の方法

古い家の雨漏り修理には、「部分補修」「葺き直し」「葺き替え」の3つの方法があります。
雨漏りの状況や屋根材の種類、予算などによって、どの方法が適切かは異なります。
部分補修 | 雨漏りの範囲が狭かったり、一部だけが劣化している場合に有効な方法で、費用も比較的安く済みます。 |
葺き直し | 今ある瓦を再利用して屋根を修理する方法で、費用を抑えることができます。 |
葺き替え | 屋根全体を新しい屋根材に交換する方法で、費用は高くなりますが、屋根の耐久性を高めることができます。 |
部分補修
部分補修は、雨漏りの範囲が狭かったり、一部だけが劣化している場合に有効な方法で、費用も比較的安く済みます。
一部だけを修理するので、屋根全体を新しくしたり、葺き直したりするよりも費用を抑えることができます。
例えば、コーキングのひび割れを直したり、壊れた瓦を交換したりすることで、雨漏りを止めることができます。
部分補修の費用は、修理する場所や修理方法によって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度が目安です。
部分補修には、「コーキング補修」「瓦の差し替え」「雨樋の修理」など、様々な種類があります。
雨漏りの原因や箇所によって、適切な部分補修の方法が異なります。
部分補修の種類
部分補修には、主に次のような種類があります。
コーキング補修 | 屋根材や外壁材の隙間を埋めるシーリング材のひび割れなどを補修する方法です。 |
瓦の差し替え | 壊れた瓦を新しい瓦に交換する方法です。 |
雨樋の修理 | 壊れた雨樋を修理したり、詰まった雨樋を掃除したりする方法です。 |
部分補修の費用相場
部分補修の費用は、5万円から50万円程度です。修理する場所や修理方法によって費用が異なるためです。
例えば、コーキング補修であれば1万円から10万円程度、瓦の差し替えであれば1枚あたり5000円から1万円程度、雨樋の修理であれば1箇所あたり5000円から2万円程度が目安となります。
部分補修のメリット・デメリット
部分補修は、費用が安く、工事期間が短いというメリットがあります。しかし、根本的な解決にならない場合があるというデメリットもあります。
一部だけを修理するので、他の場所から雨漏りが始まる可能性があるからです。
費用を抑えたい場合や、すぐに雨漏りを止めたい場合は有効な方法ですが、根本的に解決したい場合は、屋根全体を葺き直したり、葺き替えたりする必要があるでしょう。
葺き直し
葺き直しとは、今ある瓦を再利用して屋根を修理する方法で、古い瓦屋根の雨漏り対策として有効な手段です。
古い家は築30~40年以上経っていることが多く、その場合、瓦屋根が使われているケースがほとんどです。
瓦屋根は丈夫で長持ちし、再利用できることが多いので、葺き直しをすることで、費用を抑えつつ雨漏りを修理することができます。
葺き直しでは、まず、今ある瓦をすべて外します。
そして、下地材を補修したり交換したり、防水シートを新しくしたりした後、もう一度瓦を葺きます。
野地板と呼ばれる屋根の下地材を交換したり、ルーフィングと呼ばれる防水シートを交換したりすることで、雨漏り対策はより確実になります。
葺き直しの費用は、野地板を張り替える場合は約100万円から120万円、野地板を張り替えない場合は約80万円から100万円です。
さらに、ルーフィングを交換する場合は、別途費用がかかります。
葺き直しの費用相場
葺き直しの費用は、80万円から120万円程度です。野地板を張り替える必要があるか、ルーフィングを交換する必要があるかなどで費用が変わります。
野地板を張り替える場合は約100万円から120万円、野地板を張り替えない場合は約80万円から100万円が目安です。
さらに、ルーフィングを交換する場合は、別途費用がかかります。
葺き直しのメリット・デメリット
葺き直しのメリットは、葺き替えよりも費用が安く、古い瓦を再利用できる点です。
デメリットは、陶器瓦にしか使えない点と、再利用できない瓦があった場合、同じ瓦が見つからない可能性がある点です。
葺き直しは、今ある瓦を再利用するので、新しい瓦を買う必要がなく、葺き替えよりも費用を抑えることができます。
しかし、スレート屋根や金属屋根など、瓦以外の屋根材には使えません。
また、再利用できない瓦があった場合、同じ瓦が見つからない可能性があり、その場合は一部だけ瓦を交換する必要があり、見た目が悪くなってしまう可能性があります。
費用を抑えたい場合や、古い瓦の雰囲気を残したい場合は、葺き直しおすすめです。
しかし、屋根全体の耐久性を高めたい場合や、見た目をきれいにしたい場合は、葺き替えの方が適しています。
葺き替え
葺き替えは、古い屋根材をすべて取り外し、新しい屋根材に交換する方法です。屋根全体の防水性や耐久性を高めることができます。
新しい屋根材に交換することで、防水性や耐久性が向上し、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。
葺き替えの費用は、屋根の広さや使う屋根材の種類によって異なりますが、一般的には、100万円から200万円程度が目安となります。
葺き替えの費用相場
屋根の葺き替え費用は、屋根の広さや使う屋根材の種類によって異なりますが、一般的には100万円から200万円程度です。
屋根の面積が広いほど、使う屋根材の量が多くなるので、費用が高くなります。
また、瓦屋根よりもスレート屋根や金属屋根の方が、材料費や工事費が高くなる傾向があります。
例えば、一般的な一戸建て住宅の場合、瓦屋根の葺き替え費用は100万円から150万円程度、スレート屋根の葺き替え費用は120万円から180万円程度、金属屋根の葺き替え費用は150万円から200万円程度が目安となります。
葺き替えのメリット・デメリット
屋根の葺き替えには、メリットとデメリットがあります。
メリットは、屋根全体の防水性や耐久性が向上すること、断熱性や遮音性が向上すること、屋根の見た目を新しくできることです。
デメリットは、費用が高額になることと、工事期間が長くなることです。
雨漏り修理後の再発を防ぐには?

せっかく雨漏り修理をしたのに、また雨漏りが再発してしまっては意味がありません。雨漏り修理後の再発を防ぐためには、定期的な点検やメンテナンスが重要です。
雨漏りは、一度修理しても、家が古くなったり、災害によって再発する可能性があります。
定期的にメンテナンスを行うことで、雨漏りを早く発見し、早く対処することで、再発を防ぐことができます。
定期的な点検では、屋根材のひび割れや剥がれ、防水シートの破れ、雨どいの詰まりなどをチェックします。
屋根の防水対策としては、防水塗料を塗ったり、防水シートを張り替えたりすることが有効です。
雨どいの清掃は、落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水がうまく流れずに雨漏りの原因となるため、定期的に行う必要があります。
雨漏り修理後の再発を防ぐために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
定期的な点検 | 屋根材のひび割れや剥がれ、防水シートの破れ、雨どいの詰まりなどをチェックします。 |
屋根の防水対策 | 防水塗料を塗ったり、防水シートを張り替えたりすることが有効です。 |
雨どいの清掃 | 落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水がうまく流れずに雨漏りの原因となるため、定期的に行いましょう。 |
定期的な点検
定期的な点検は、雨漏りを早く発見し、被害を最小限に抑えるために重要です。屋根は、常に雨や風、紫外線にさらされているため、どうしても古くなって傷んできます。
定期的に点検することで、傷んでいる箇所を早く発見し、修理することができます。点検は、1年に1回程度を目安に行いましょう。
自分で点検する場合は、屋根に上る際は安全に注意し、無理のない範囲で行いましょう。不安な場合は、専門業者に依頼しましょう。
屋根の防水対策
屋根の防水対策は、雨漏りを防ぐためにとても重要です。屋根は、雨や風を直接受けるため、防水性が弱くなると雨漏りが起こりやすくなります。
屋根の防水対策には、防水塗料を塗ったり、防水シートを張り替えたりする方法があります。
防水塗料は、屋根材の表面に塗ることで、防水性を高めることができます。
防水シートは、屋根材の下に敷くことで、雨水が入ってくるのを防ぎます。
雨樋の清掃
雨どいの掃除は、雨水をきちんと流して、雨漏りを防ぐために重要です。
雨どいに落ち葉やゴミが溜まっていると、雨水がうまく流れずに溢れ出て、雨漏りの原因になることがあります。
雨どいの掃除は、定期的に行いましょう。
自分で掃除する場合は、高い場所での作業になるので、安全に注意しましょう。
不安な場合は、専門業者に依頼しましょう。