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雨漏り修理をコーキングで自分でやる方法!正しい屋根・外壁の補修方法を徹底解説!

投稿:2025年2月25日

「症状も軽そうだし、コーキングだけで雨漏り修理できないかな?」

雨漏りの原因によっては、コーキング剤を使って自分で簡単に修理できるケースがあります。 コーキング剤はホームセンターなどで手軽に購入でき、費用も安く抑えることができます。

この記事では、雨漏り修理にコーキングを使う方法について、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

雨漏りしやすい場所別のコーキング施工方法や、雨漏り補修スプレーとの使い分け、プロに依頼すべきケースなども紹介します。

コーキングを使った雨漏り修理の手順と方法!

コーキングを使った雨漏り修理の手順と方法!

コーキングは、適切な手順で行えば初心者でもDIYで雨漏り修理ができます。必要な道具と材料を揃え、手順に沿って丁寧に作業すれば、誰でも雨漏り修理が可能です。

初めての方でも安心して取り組めるよう、雨漏りコーキングのやり方をステップごと丁寧に解説します。

手順1.雨漏り箇所を特定する

雨漏り修理を行う前に、原因箇所を正確に特定することが重要です。雨漏りは症状だけを見たら「どこかから雨水が侵入しているだな」と簡単に考えがちですが、実は雨漏りの原因特定はプロでも難しいケースもあります。

一見して「割れてるから、ここから雨漏りしてるのかな?」と容易な判断でコーキングを打っても、雨漏りが解決しない!ということもありえます。

自分で作業した後で、別の箇所から漏れてきた!という事例も少なくありません。

もし、ご自身で探してみて、原因特定が難しそうであれば、雨漏り箇所の応急処置を行い業者に依頼してしまうのが、最も確実です。

ここからは、屋根、外壁、サッシ周りなど、雨漏りが発生しやすい箇所を解説し、それぞれのチェックポイントを紹介します。

雨漏りの原因を見つけるためのチェックポイント

雨漏りの原因を特定するには、いくつかのチェックポイントを順番に確認していくことが重要です。雨漏りの原因特定は一つずつ可能性を潰していくことがコツになります。

例えば、天井にシミがある場合は、その真上の屋根や外壁、雨どいなどを重点的に確認します。屋根材が破損、ヒビ割れており、そこから漏れているのか?すでに下地にまで影響を及ぼしているのか?などを考える必要があります。

もし下地など内部に影響がある場合は、屋根裏に上って確認し、無理な場合は業者に依頼するしか対策がないです。

屋根の種類別の確認箇所

瓦屋根、スレート屋根、金属屋根など、それぞれの屋根材によって、雨漏りが発生しやすい箇所は異なります。

瓦屋根の場合は、ズレや破損、漆喰の劣化などが雨漏りの原因となることが多いです。強風や地震によって瓦がずれたり、漆喰が経年劣化で剥がれ落ちたりすると、雨水が侵入しやすくなります。

スレート屋根の場合は、ひび割れや破損、釘の浮きや腐食などが原因となることが多いです。スレートは釘で固定されているため、釘が浮いたり腐食したりすると、雨水が侵入しやすくなります。

金属屋根の場合は、錆の発生による穴あきなどが原因となることが多いです。経年劣化によって錆が発生しやすく、空いた穴から雨水が建物内部に侵入してきます。

外壁の確認箇所

外壁も、雨漏りが発生しやすい場所の一つです。雨漏りを確認する際には、ひび割れ、剥がれ、痩せなどをチェックします。特に、壁材のずれやヒビ、破損などは外壁に雨漏り原因に多い症状です。

建物の周りを一周ぐるりと確認してみて、ひびなどが無いかを確認してみましょう。

サッシ周りの確認箇所

サッシ周りの雨漏りで多いのは、サッシと壁の隙間から雨水が侵入するケースです。サッシと壁の隙間や、サッシ枠が劣化していないかチェックしましょう。

サッシ周りのシーリング材が劣化し、ひび割れや剥がれが生じることで、雨水が侵入することもあります。シーリング材の劣化は、経年劣化や紫外線による影響、施工不良などが原因で発生します。

シーリング材のひび割れは、目で見ることができます。ひび割れが小さい場合は、コーキング材を充填することで補修できますが、ひび割れが大きい場合は、シーリング材を打ち替える必要があるでしょう。

また、窓ガラスのひび割れからも雨漏りが発生する可能性があります。窓ガラスにひび割れがある場合は、ガラスを交換する必要があります。

結露によってサッシ周りが濡れている場合は、換気を十分に行うことで、雨漏りの発生を予防することができます。

2.必要な道具と材料を準備しよう!

雨漏りコーキングを行うには、いくつかの道具と材料が必要です。コーキング作業をする際に揃えたい道具は以下になります。

品目名 用途 費用目安
コーキング剤 雨漏りしている隙間等に使用。密閉し水漏れ、侵入を防ぐ。 1,000~3,000円
コーキングガン コーキング剤を吐出するための道具。 300~1,000円
マスキングテープ 施工箇所の外側に貼り付けて、コーキング剤が回りに付着するのを防ぐ。 300円前後
プライマー コーキングの下地として使用。余計な油分やごみを取り除きコーキングをノりやすくする。 2,000円前後
ヘラ コーキングガンで均等に塗布するのが難しい場合に、液剤を均すために使用。 200円前後
作業用手袋 コーキング剤が手に付着するのを防ぐ。 500円前後

これらの道具は全部揃えても1万円前後ほどで、いずれもホームセンターで揃うため、敷居は高くありません。

3. コーキング剤を選ぶ

雨漏りコーキングを成功させるには、適切なコーキング剤を選ぶことが重要です。場所、用途、素材によって適切なコーキング剤は異なるため、それぞれの条件に合ったものを選ぶ必要があります。

基本的にコーキング剤は、紫外線や雨風に強い耐候性・耐久性に優れたシリコン系コーキング剤がおすすめです。

下記の表は雨漏り修理に適したコーキング剤の種類ごと解説しています。

種類 用途 値段
変成シリコン系 オールマイティに扱えるコーキング剤 500~1,500円
シリコン系 水場周りの補修におすすめ。完全に硬化しないので注意! 500~1,500円
ウレタン系 紫外線に弱いため室内用に使用 500~1,500円
ブチルゴム系 粘着力が高く硬化しないため、シートなどの粘着剤として使用 1,000~2,000円

4.プライマーで下地処理を行う

コーキング剤を塗布する前に、プライマーを用いて下地処理を行うことで、コーキング剤の密着性を高め、耐久性を向上させることができます。

下地処理を怠ると、コーキング剤が剥がれやすく、雨漏りが再発する原因になる可能性があります。

例えば、古いコーキング剤や汚れが残ったまま新しいコーキング剤を充填しても、しっかりと密着せず、すぐに剥がれてしまうでしょう。

そのため、下地処理はコーキング剤を長持ちさせるために非常に重要な工程と言えます。

下地処理の最初の工程は、汚れを徹底的に落とすことです。汚れが残っているとコーキング剤がうまく密着せず、剥がれの原因になります。

プライマーの用意が面倒な場合は、パーツクリーナーなどでも有効です。

プライマーが1缶1,000円前後するのに対して、パーツクリーナーは1本あたり300円前後で購入が可能です。

あまり道具を用意したくないという方は、そちらで代用しても問題ありません。

5. コーキング剤を充填する

いよいよコーキング剤で雨漏り修理を行っていきます。隙間を完全に埋め、雨水の侵入を防ぎましょう。また、コーキングを塗布する前に、施工箇所の周りにマスキングテープを張るのを忘れないでください。

隙間があると、そこから雨水が侵入し再発の可能性が高まるので、しっかりコーキングガンを使って、隙間なくコーキング剤を充填し、ヘラで表面を滑らかに整えましょう。

コーキング剤を使用する際の手順を解説していきます。

コーキング剤を充填する

コーキング剤を充填する際には、隙間なく均一に充填することが重要です。隙間があると、そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因となる可能性があります。

コーキングガンを一定の速度で動かしながら、隙間なくコーキング剤を充填していきます。吐出する力加減も一定になるように、ガンのトリガーを引く力にも気を配りましょう。

慣れていない方は、充填にとても苦労すると思います。そんな方にはヘラの使用がおすすめです。

ヘラで整える

コーキング剤がうまく濡れない場合は、ヘラを使うことで、表面を滑らかにすることができます。

コーキング用で使うヘラはなるだけ細いものが使用に適しています。一般的に想像されるであろうしゃもじ型のようなヘラだと、均すのが大変なので、コーキング用のヘラを使用するのが良いでしょう。

値段も200円程度で購入できます。

6.乾燥させる

コーキング塗布後は完全に乾燥させてから片づけを行いましょう。コーキング剤が硬化する時間は使用したコーキング剤によって異なります。

変成シリコン系の場合、表面硬化が約1時間、皮膜効果が約2時間、完全硬化には3日かかると言われています。

これでもコーキング剤の中で最も早く乾くため、変成シリコン系以外を使った場合は長く見て1週間ほど待ちましょう。

雨漏りコーキング後のメンテナンス方法【耐久性を高める】

雨漏りコーキング後のメンテナンス方法【耐久性を高める】

雨漏りコーキング後も、定期的なメンテナンスを行うことでコーキングの寿命を延ばし、雨漏りを予防することができます。

コーキングは経年劣化するため、適切なメンテナンスを行うことで劣化の進行を抑え、雨漏りの再発を防ぐ効果があるからです。

コーキングの耐用年数は一般的に5~10年と言われています。特に紫外線や雨風にさらされる屋外だと寿命が早まるため、定期的な確認は必要です。

コーキングには寿命を延ばすための効果的なメンテナスというものはありませんが、少しでもひび割れなどが見えたら、上から新しいコーキングを施すといったことも効果的です。

コーキングの寿命が来たら、打ち替えを行う必要があります。

コーキングの打ち替え時期は?

コーキングは5~10年での打ち替えが推奨されています。コーキングは、経年劣化により防水性能が低下するため、定期的な打ち替えが必要です。ひび割れや剥がれが大きくなってきたら、打ち替えのサインです。

例えば、コーキング材に深いひび割れが複数入っていたり、コーキング材が剥がれて下地が見えている場合は、打ち替えが必要です。

DIYで行う場合は、古いコーキング材を完全に除去し、下地処理を丁寧に行ってから、新しいコーキング材を充填する必要があります。

コーキングをしても雨漏りするのはなぜ?

コーキングをしても雨漏りするのはなぜ?

コーキングをしても雨漏りが止まらない場合は、コーキング剤の劣化、下地処理の不足、コーキング剤の施工不良などが考えられます。

コーキングを自分でやった場合、プロではないので、施工不良が最も考えられる原因です。

コーキングした箇所が屋根材や外壁などヒビが割れている箇所だった場合は、他の部位から屋内に浸水している可能性もあるため、別の箇所からの雨漏りも考えられます。

コーキング剤の劣化

コーキング剤は、紫外線や雨風などの影響を受けて劣化していきますが、施工が不十分だと早期に劣化が見られる可能性もあります。

また、使用したコーキング剤がすでに劣化している可能性も考えられます。これは、封を開けてしばらく放置していた場合などに起こりえます。

コーキング剤の劣化は目視でもわからないケースがあるので、疑わしい場合は一旦除去して、新しく施工しなおすのが確実です。

それでも、雨漏りが解決しない場合は、別の原因を特定した方がいいでしょう。

下地処理の不足

下地処理が不十分だとコーキング剤が密着せず、雨漏りの原因になります。

下地処理は、コーキング剤と施工面の密着性を高めるために非常に重要な工程です。下地処理が不十分だと、隙間ができてしまい、そこから雨水が侵入する可能性があります。

例えば、コーキングを施工する前に、古いコーキング剤や汚れ、油分などを十分に除去しないと、新しいコーキング剤がうまく密着せず、剥がれやすくなってしまい、雨漏りの原因となることがあります。

もし、下地処理が原因である場合は、こちらもコーキング剤を一旦除去し、新しく施工しなおす必要があります。

コーキング剤の施工不良

その他の施工不良も、雨漏りの原因と考えられます。

コーキング剤の充填不足、隙間、気泡、厚みのムラなど、施工不良が起こる原因は様々です。

例えば、コーキング剤を充填する際に、コーキングガンを適切な角度で保持せず、隙間ができてしまう、またはコーキング剤を充填する速度が速すぎて気泡が入ってしまうなどの施工不良が考えられます。

このような施工不良があると、コーキング剤が本来の性能を発揮できず、雨漏りの原因となる可能性があります。

コーキング剤を充填する際は、隙間なく均一に充填することが重要です。また、気泡が入らないように注意深く施工する必要があります。

修正方法としては、施工不良箇所をカッターナイフなどで除去し、再度コーキング剤を充填することなどが挙げられます。

雨漏りの原因がコーキング以外の場合

雨漏りの原因は、コーキング剤の劣化や施工不良以外にも、様々な原因が考えられます。

例えば、コーキングを施した箇所以外で複数から雨水が侵入しているケースもあります。こうなってしまった場合は、業者に依頼するのが確実です。

雨漏りの原因を完璧に特定するのはプロでもかなり難しく、容易な判断はできないのです。そのため、雨漏りの調査はかなり細かく原因を突き止めていきます。

屋根材や外壁以外にも、雨どいが落ち葉などで詰まっていると、雨水が溢れ出し、外壁を伝って雨漏りが発生することがあります。

コーキングの雨漏り修理|メリット・デメリットを解説

コーキングの雨漏り修理|メリット・デメリットを解説

雨漏り修理にコーキングを使うことは、手軽で費用を抑えられる方法ですが、デメリットも理解しておく必要があります。

コーキングは万能な修理方法ではなく、状況によっては応急処置程度にとどまることもあります。

それを理解した上で、ご自身の雨漏り状況に合わせて、コーキングを使うか、他の修理方法にするか、あるいは業者に依頼するかを判断しましょう。

メリット:低コスト

コーキングは、他の雨漏り修理方法と比べて費用が安く、DIYでも比較的簡単に施工できる点が一番のメリットです。

特別な技術や道具がなくても施工できるため、DIY初心者でも挑戦しやすいでしょう。道具を全部揃えても5,000円前後と、とても安く収まるため、コーキングだけで雨漏り修理ができるのは魅力的です。

デメリット:応急処置でしかない

雨漏りの原因が複雑かつ複数個所で起こっていた場合、コーキングだけでは解決しない場合もあります。雨漏り修理を自分で行い、それでも全く解決しないケースは良くあります。

雨漏りの原因の特定は本来、散水調査や屋根上に上がっての目視調査、場合によってはサーモグラフィティカメラを用いての調査など大規模に行われることもあります。

それだけ複雑な場合もあるため、コーキングしたからといって、雨漏りが解決されるわけではないのです。

コーキングが向いているケース

コーキングは、軽度な雨漏りや、一時的な応急処置として有効な修理方法です。

コーキング剤は、小さなひび割れや隙間を埋めるのに適しているためです。例えば、屋根瓦のズレや、外壁の小さなひび割れなど、比較的軽度な雨漏りの場合は、コーキングで十分な効果が期待できます。

一方、屋根の葺き替えや外壁の張替えなど、大規模な工事が必要な場合は、コーキングでは対応できません。コーキングで修理できる雨漏りの例としては、以下のようなものがあります。

  • 瓦のズレ
  • サッシ周りの隙間
  • 外壁の小さなひび割れ

コーキングが向いていないケース

雨漏りの原因が複雑な場合や、広範囲にわたる補修が必要な場合は、コーキングだけでは対応できないことがあります。

コーキングは、あくまでも部分的な修理方法であり、根本的な原因を解決しない限り、雨漏りが再発する可能性があるためです。

例えば、屋根の構造的な欠陥や、外壁の広範囲なひび割れなどが原因で雨漏りが発生している場合は、コーキング以外の修理方法が必要となります。

このような場合は、屋根の葺き替えや外壁の張替えなど、大規模な修繕が必要になる場合があります。コーキングで対応できない雨漏りの例としては、以下のようなものがあります。

  • 屋根の構造的な欠陥
  • 外壁の広範囲なひび割れ
  • 雨どいの破損

上記のような場合は、一般の方では対処が難しくなるため業者に依頼するのが確実です。

雨漏りのコーキング作業の業者依頼時の費用相場

雨漏りのコーキング作業の業者依頼時の費用相場

雨漏り修理をコーキングで行う場合、気になるのはその費用でしょう。

この章では、雨漏りの規模や使用するコーキング剤の種類、DIYで行うか業者に依頼するかなど、ケース別に費用相場を詳しく解説していきます。

雨漏りコーキングの費用は以下の要素によって変動します。

  • 雨漏り箇所の規模(軽度、中度、重度)
  • 使用するコーキング剤の種類(シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系など)
  • DIYか業者依頼か

雨漏り箇所の規模別の費用相場

雨漏りの箇所が大きければ大きいほど、コーキングの費用は高くなる傾向があります。

例えば、小さな雨漏り(ひび割れが1箇所だけ)の場合、5000円〜1万円程度で修理できることが多いです。

しかし、雨漏りがひどい場合(ひび割れがたくさんある、コーキングを全部やり直す必要がある場合)は、使うコーキング剤の量が増え、作業時間も長くなるため、1万円〜3万円程度、あるいはそれ以上の費用がかかる場合があります。

家の大きさや構造によっても費用は変わるので注意が必要です。

コーキング剤の種類別の費用相場

使うコーキング剤の種類によって、コーキングの費用は違います。これは、コーキング剤は種類によって値段が違い、耐久性の高いコーキング剤ほど高価になる傾向があるためです。

例えば、普通の変成シリコン系コーキング剤は1本あたり1,000円程度で購入できますが、より耐久性の高い変成シリコン系コーキング剤は1本あたり3,000円以上と、同じ種類でも大きく費用が異なる商品もあります。

そのため、同じ大きさの雨漏りでも、使うコーキング剤の種類によって費用が数千円程度変わる可能性があります。

DIYで修理する場合の費用

DIYで雨漏りコーキングをする場合、コーキング剤や道具を揃える費用は5,000円〜10,000円程度が目安です。

コーキング剤は1000円〜3000円程度、コーキングガンは1000円〜2000円程度で購入できます。

その他、マスキングテープ(200円〜500円程度)、ヘラ(300円〜1000円程度)、カッター(500円〜1000円程度)、プライマー(500円〜1500円程度)などの費用も考えると、合計で5000円〜1万円程度になります。

ただし、すでに道具を持っている場合は、コーキング剤代のみで済む場合もあります。

コーキングの打ち替え費用は?時期と業者選びのポイント

コーキングの打ち替え費用は?時期と業者選びのポイント

コーキングは、時間が経つとひび割れや剥がれが生じ、防水性能が落ちていきます。そのため、定期的に打ち替える必要があります。

この章では、コーキングの打ち替え費用相場や、打ち替え時期の見極め方、良い業者を選ぶポイントなどを解説していきます。

コーキングの寿命

コーキングの寿命は、種類や使っている場所の環境によって異なりますが、一般的には5年~10年程度です。

コーキングは、紫外線や雨風、温度変化などの影響を受けて劣化するため、定期的な打ち変えが必要となります。

コーキングの劣化が進むと、ひび割れや剥がれが生じ、そこから雨水が侵入しやすくなるため、注意が必要です。

打ち替え時期の見極め方

コーキングの打ち替え時期は、目で見てわかる劣化のサインを参考に判断します。

コーキングの劣化が進むと、ひび割れや剥がれ、変色などが発生し、防水性能が低下するため、雨漏りのリスクが高まります。

具体的には、コーキング表面に亀裂やひび割れが入っていたり、コーキング材が痩せて隙間ができていたりする場合は、打ち替えが必要です。

また、コーキングを触るとベタベタしたり、粉状になっていたりする場合は、劣化が進んでいるサインです。

コーキングにひび割れや剥がれ、変色などが目立ってきたら、打ち替えを検討する時期です。

業者選びのポイント

コーキングの打ち替えを業者に依頼する場合は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

悪徳業者に依頼してしまうと、高い費用を請求されたり、必要のない工事を勧められたりする可能性があります。

信頼できる業者かどうかを見極めるためには、複数の業者に見積もりを取り、資格や実績、保証内容などを比較検討する必要があります。

複数の業者に見積もりを取り、資格や実績、保証内容などを比較検討し、信頼できる業者を選びましょう。

信頼できる業者を見つけるためのポイントは、以下の点が挙げられます。

  • 複数の業者から見積もりを取る
  • 資格や実績を確認する
  • 保証内容を確認する
  • 口コミや評判を調べる

複数の業者から見積もりを取る

コーキングの打ち替えを依頼する際は、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

複数の業者から見積もりを取ることで、値段やサービス内容を比較検討することができます。

また、悪い業者の場合は、相場よりもすごく高い費用を提示してくる場合があるので、複数の業者から見積もりを取ることで、そのような悪い業者を避けることができます。

相見積もりを取ることで、適正価格を把握し、自分に合った業者を選ぶことができます。

資格や実績を確認する

コーキングの打ち替えを依頼する業者は、資格や実績を確認しましょう。

資格や実績は、その業者がどれくらい技術力があり、信頼できるかの目安になるためです。

例えば、「雨漏り診断士」や「防水施工技能士」などの資格を持っている業者は、雨漏りに関する専門的な知識や技術を持っていると認められているため、信頼性が高いと言えるでしょう。

また、自社で施工実績を公開している業者であれば、実際にどのような工事を請け負っているのかを確認することができます。

例えば、「雨漏り診断士」や「防水施工技能士」などの資格を持っている業者や、多くの施工実績がある業者は、信頼性が高いと言えるでしょう。

保証内容を確認する

コーキングの打ち替え工事を依頼する際は、保証内容を必ず確認しましょう。

保証内容を確認することで、もしも工事の後で不具合が発生した場合でも、無料で対応してもらえるかを確認することができます。

保証内容は業者によって違うため、保証期間、保証範囲、保証の対象となる項目などを事前に確認しておくことが重要です。

特に、保証期間は、長ければ長いほど安心です。

保証期間や保証範囲、保証の対象となる項目などを事前に確認しておくことが重要です。

口コミや評判を調べる

コーキングの打ち替えを依頼する業者の口コミや評判を調べることは、業者選びの重要な判断材料になります。

実際に利用した人の口コミや評判は、業者のサービスや技術力、対応などを知る上で貴重な情報源となるためです。

インターネットの口コミサイトや、SNS、知り合いからの紹介などを参考に、業者の評判を調べることができます。

ただし、インターネットの情報はあくまでも参考程度にとどめ、最終的には自分の目で確かめることが大切です。

インターネットの口コミサイトや、知人からの紹介などを参考に、業者の評判を調べることができます。

悪徳業者に注意!

悪徳業者は、高い費用を請求したり、必要のない工事を勧めたりするなど、悪いことをする可能性があります。言葉巧みに不安を煽り、契約を急がせる傾向があります。

訪問販売や電話勧誘で契約を迫る業者や、見積書の内容がはっきりしない業者には注意が必要です。少しでも怪しいと感じたら、はっきり断るようにしてください。

悪徳業者の手口としては、以下のようなものがあります。

  • 訪問販売
  • 高額な請求
  • 不要な工事の提案

訪問販売

訪問販売でコーキングの打ち替えを勧誘してくる業者には注意が必要です。訪問販売では、その場で契約を迫られることが多く、冷静な判断ができなくなる可能性があります。

悪徳業者の場合、強引な勧誘で契約を迫り、高額な費用を請求することがあります。訪問販売で契約を迫られた場合は、一度冷静になって、本当に必要な工事かどうかを検討する必要があります。

訪問販売で契約する場合は、必ず複数業者から見積もりを取り、契約内容をしっかりと確認してから判断しましょう。

高額な請求

相場よりも高い費用を請求してくる業者には注意が必要です。コーキングの打ち替え費用は、使うコーキング剤の種類や施工範囲によって違いますが、一般的な相場があります。

悪徳業者の場合、必要以上に工事費用を上乗せしたり、存在しない費用を請求したりすることがあります。そのため、見積書の内容をよく確認し、わからない点があれば質問するようにしましょう。

複数の業者から見積もりを取り、相場を把握してから契約するようにしましょう。

不要な工事の提案

必要のない工事を提案してくる業者には注意が必要です。悪徳業者は、利益を上げるために、必要のない工事を提案することがあります。

例えば、少しのひび割れなのに、大規模な補修工事が必要と嘘を言ったり、実際には効果のない高額なコーキング剤を勧めたりすることがあります。

そのため、業者の説明を鵜呑みにせず、他の業者にも意見を聞くことを検討することも大切です。

専門知識がないと、不要な工事かどうか判断するのが難しい場合もあるため、複数の業者から意見を聞くことが重要です。

コーキング後に雨が降ってきたらどうなる?

コーキング後に雨が降ってきたらどうなる?

基本的には、コーキング剤が完全に乾くまでは雨に濡れないように保護する必要があります。乾く前に雨に濡れると、流れ落ちたり、ひび割れたりして、防水性能が落ちてしまう可能性があるためです。

例えば、雨が降った際に、まだ乾いていないコーキング剤に雨水が当たると、コーキング剤が流れ出てしまい、隙間が埋まらなくなる可能性があります。

また、コーキング剤がひび割れてしまうと、そこから雨水が侵入し、雨漏りの原因となる可能性があります。

コーキング剤の種類によっては、短時間で乾くものもありますが、一般的には24時間程度乾かす必要があり、それまでは雨に濡れないよう注意が必要です。

コーキング剤の乾燥時間と雨の影響

コーキング剤が乾くまでの時間は、種類や天気によって異なり、乾く前に雨が降るとコーキング剤が流れ出てしまう可能性があります。

コーキング剤は、乾く過程で硬くなっていくのですが、乾く前に雨に濡れると、うまく硬くならず、防水性能が落ちてしまう可能性があります。

例えば、シリコン系コーキング剤は乾くのが早く、数時間で表面は乾きますが、完全に硬くなるまでには24時間程度かかる場合があります。

そのため、表面が乾いたように見えても、中がまだ完全に硬くなっていない状態で雨に濡れてしまうと、コーキング剤が本来の性能を発揮できず、雨漏りの原因となる可能性があります。

変成シリコン系コーキング剤は、シリコン系コーキング剤よりもさらに乾くのに時間がかかるため、注意が必要です。

雨が降る前にできる対策

コーキング施工後に雨が降る可能性がある場合は、事前に対策をしておくことで、コーキング剤を雨から守ることができます。

コーキング剤が完全に乾く前に雨に濡れると、流れ落ちたり、ひび割れたりして、防水性能が落ちてしまう可能性があるためです。

例えば、コーキング施工後に雨が降る予報が出ている場合は、養生テープやシートを使ってコーキング部分を覆うことで、雨水からコーキング剤を守ることができます。

養生テープは、ホームセンターなどで簡単に買うことができます。また、ブルーシートなどを利用して、コーキング部分を覆うことも有効です。

雨が直接当たらない場所に施工する、天気予報を確認して雨が降らない日を選ぶなど、施工前に雨対策をしておくことも大切です。

コーキング施工後、雨が降る可能性がある場合は、養生テープやシートでコーキング部分を覆って保護しましょう。

雨漏りが再発した場合の対処法

コーキング施工後に雨漏りがまた発生してしまった場合は、コーキングのやり直しや、他の雨漏り修理方法を検討する必要があります。

これは、コーキング施工後に雨漏りが再発したということは、コーキングによる補修がうまくいかなかった、もしくはコーキング以外の場所に雨漏りの原因がある可能性があるためです。

雨漏りが再発した場合には、以下のような原因が考えられます。

  • コーキングの施工がうまくいかなかった
  • コーキング剤が劣化している
  • コーキング以外の場所に雨漏りの原因がある

コーキングのやり直しをする場合は、古いコーキング剤を全部取り除き、下地処理を丁寧に行ってから、新しいコーキング剤を詰めなければなりません。

もし、コーキング以外の場所に雨漏りの原因がある場合は、屋根の葺き替えや外壁塗装など、他の修理方法を検討する必要があります。

雨漏りの原因を特定するには、専門業者に調査を依頼するのが確実です。

【場所別】雨漏りしやすい場所とコーキング施工の目安

【場所別】雨漏りしやすい場所とコーキング施工の目安

雨漏りは、屋根、外壁、窓サッシ、ベランダなど、様々な場所から発生します。場所によって雨漏りしやすい箇所やコーキング施工の目安が異なります。

例えば、屋根からの雨漏りの場合、瓦屋根は棟瓦のズレや割れ、スレート屋根はスレートのひび割れや釘穴の劣化、金属屋根は屋根材の接合部の劣化などから雨漏りが発生しやすいため、それぞれに合ったコーキング材を選ぶ必要があります。

外壁からの雨漏りの場合は、サイディング外壁ならサイディングの継ぎ目やクラック部分、モルタル外壁ならモルタルのひび割れにコーキングすることで雨漏りを防ぐことができます。

窓サッシからの雨漏りの場合は、サッシと壁の隙間にコーキング剤を充填することで雨水の侵入を防ぐことができます。

ベランダからの雨漏りの場合は、床のひび割れにコーキング剤や防水モルタルを充填したり、排水口の詰まりを取り除いたり、手すりの隙間にコーキング剤を充填したりすることで雨漏りを防ぐことができます。

屋根からの雨漏り

屋根材の種類によって雨漏りしやすい箇所が異なります。屋根は、常に雨風にさらされているため、劣化しやすく、雨漏りが発生しやすい場所です。

屋根材ごとの雨漏りの原因は以下のようなものが考えられます。

瓦屋根 棟瓦のズレや割れ
瓦のズレや割れ(コーキングで修理可能)
谷川の劣化(コーキングでの修理は不可)
スレート屋根 スレートのひび割れやズレ
釘穴の劣化(コーキングで修理可能)
棟板金の劣化(コーキングでの修理は不可)
金属屋根 屋根材の接合部の劣化
釘穴の劣化(コーキングで修理可能)
広範囲にわたる劣化(コーキングでの修理は不可)

外壁からの雨漏り

外壁からの雨漏りは、外壁材の種類によって雨漏りしやすい箇所が異なります。

外壁材の種類別に、雨漏りが発生しやすい箇所とコーキングによる修理の可否をまとめると以下のようになります。

サイディング外壁 サイディングの継ぎ目やサッシ周りの隙間
小さなクラック(コーキングで修理可能)
クラックが大きい場合
サイディングボード自体の劣化(コーキングでの修理は不可)
モルタル外壁 モルタルのひび割れが小さい場合(コーキングで修理可能)
ひび割れが大きい場合
モルタル自体の劣化(コーキングでの修理は不可)

窓サッシからの雨漏り

窓サッシからの雨漏りは、主にサッシと壁の取り合い部分(隙間)の劣化や、サッシ枠自体の損傷、ガラスのひび割れなどが原因で発生しやすいとされています。

開閉を繰り返す窓サッシは可動部分が多く、経年によってサッシ枠や周囲の隙間が劣化し、雨水が侵入しやすくなる傾向があります。

ただし、雨漏りの原因が「サッシと壁の隙間の劣化」による場合は、コーキング(シーリング)で修理できるケースもあります。

一方、サッシ枠そのものが変形・破損している場合は、コーキングだけでは雨漏りを解消できず、サッシ枠の交換や補修など、より大きな施工が必要となります。

コーキングで補修する場合は、雨水の侵入口となる隙間を完全に埋めることが重要です。

隙間を十分に埋められずに施工すると、そこから雨水が再侵入し、雨漏りが再発する恐れがあるため、施工前の原因調査と正しい施工手順が欠かせません。

ベランダからの雨漏り

ベランダからの雨漏りは、床のひび割れ、排水口の詰まり、手すりの隙間などが原因で発生することが多く、コーキングで修理できる場合があります。

ベランダは、屋根がないため、雨水が直接当たる場所であり、劣化しやすく、雨漏りのリスクが高まります。

これは、ベランダは常に雨風にさらされているため、床や排水口、手すりなどが劣化しやすく、雨漏りが発生しやすいためです。

ベランダの雨漏りでコーキングが有効なのは、床のひび割れや手すりの隙間の雨漏りの場合です。

排水口の詰まりが原因の場合は、排水口の詰まりを取り除き、排水管を清掃する必要があります。

そのため、ベランダの雨漏りをコーキングで修理する場合は、ひび割れや隙間をしっかりとコーキング剤で埋める必要があります。

ひび割れや隙間をしっかりと埋めないと、そこから雨水が侵入し、雨漏りが再発する可能性があるためです。

波板トタン屋根の雨漏り補修もコーキングでできる?

波板トタン屋根の雨漏り補修もコーキングでできる?

波板トタン屋根の雨漏りは、自分でコーキング剤を使って直せる場合があります。古くなってできた隙間や穴、錆などが原因であることが多く、コーキング剤で塞ぐことで雨水の侵入を防ぐことができるからです。

例えば、トタン屋根に小さな穴が開いて雨漏りしている場合は、コーキング剤を穴に詰めることで、雨水の侵入を防ぐことができます。

また、波板のつなぎ目に隙間ができて雨漏りしている場合は、コーキング剤を隙間に入れることで、雨水の侵入を防ぐことができます。

しかし、雨漏りの状態や屋根の古くなり具合によっては、コーキングだけでは十分に効果がない場合もあるので注意が必要です。

トタン屋根全体が錆びてボロボロになっている場合は、コーキング剤で補修しても効果が期待できないため、屋根全体を新しくする必要があります。

トタン屋根の雨漏りの原因と直し方

トタン屋根の雨漏りは、主に古くなってできた錆や穴、固定している部分が緩んでいることなどが原因で発生します。

トタン屋根は、長い間、雨風や日光にさらされることで、表面の塗料が剥がれ、錆びが発生しやすくなります。

また、固定している釘やビスが緩むことで、隙間ができ、そこから雨水が侵入しやすくなります。

例えば、トタン屋根の表面に塗られた塗料が劣化すると、そこから雨水が浸入し、鉄板が錆びて穴が開くことがあります。

また、台風や強風によってトタン屋根が剥がれたり、固定している釘やビスが緩んだりすると、隙間から雨水が侵入することがあります。

コーキング剤を使って、錆や穴を埋めたり、固定部分を補強したりすることで、雨漏りを直すことができます。

コーキング剤は、隙間を埋めるだけでなく、接着剤のような役割もするため、トタン屋根の固定部分を補強するのにも役立ちます。

小さな錆や穴であれば、コーキング剤を詰めるだけで直せますが、錆や穴が大きい場合は、パッチと呼ばれる金属板を貼り付けて補修する必要があります。

外壁の雨漏り補修!コーキングで部分補修する方法

外壁の雨漏り補修!コーキングで部分補修する方法

外壁の雨漏りも、コーキングを使って部分的に直せる場合があります。

外壁のひび割れや目地の劣化は、雨漏りの原因となることが多く、コーキング剤を充填することで、雨水の侵入を防ぐことができるからです。

例えば、外壁に小さなひび割れがある場合、コーキング剤を詰めることでひび割れを塞ぎ、雨水の侵入を防ぐことができます。

また、外壁の目地が劣化して隙間ができている場合は、コーキング剤を隙間に入れることで、雨水の侵入を防ぐことができます。

ただし、雨漏りの原因が建物の構造上の問題である場合は、コーキングだけでは根本的に直すことができないので注意が必要です。

例えば、外壁材自体が劣化して雨漏りが発生している場合は、コーキング剤で補修しても効果が期待できないため、外壁を新しくするなどの工事が必要になります。

外壁のひび割れ補修

外壁のひび割れは、雨漏りの原因となるため、コーキング剤で補修することで、雨水の侵入を防ぎ、建物の劣化を防ぐことができます。

ひび割れから雨水が侵入すると、外壁材が傷んだり、建物の構造部分にまで影響が及ぶ可能性があるためです。

例えば、外壁のひび割れを放っておくと、そこから雨水が侵入し、外壁材を腐らせたり、建物の骨組みを腐らせたりする可能性があります。

ひび割れが大きくなると、地震などの際に外壁が崩れてしまう危険性も高まります。

外壁のひび割れをコーキング剤で補修する場合は、ひび割れの幅や深さに合わせて適切なコーキング剤を選び、丁寧に充填することが重要です。

ひび割れの幅や深さに合わせて適切なコーキング剤を選ばないと、コーキング剤がしっかりとくっつかず、剥がれてしまう可能性があるためです。

外壁の目地補修

外壁の目地は、古くなってくるとひび割れや剥がれが起こりやすく、雨漏りの原因となるため、コーキング剤で補修することが重要です。

目地の劣化を放っておくと、雨水が侵入し、外壁材が傷んだり、建物の構造部分にまで影響が及ぶ可能性があるためです。

例えば、外壁の目地が劣化して隙間ができると、そこから雨水が侵入し、外壁材を腐らせたり、建物の骨組みを腐らせたりする可能性があります。

また、目地の劣化によって外壁材が剥がれ落ち、通行人に怪我をさせてしまう可能性もあります。

外壁の目地をコーキング剤で補修する場合は、古いコーキング剤を全部取り除き、下地処理を丁寧に行ってから、新しいコーキング剤を充填することが重要です。

古いコーキング剤が残っていると、新しいコーキング剤がしっかりとくっつかず、剥がれやすくなってしまうためです。

雨漏り補修スプレーとコーキング剤の違いとは?

雨漏り補修スプレーとコーキング剤の違いとは?

雨漏り補修スプレーとコーキング剤は、どちらも雨漏りを直すときに使うものです。しかし、それぞれ特徴や使い方が違うので、雨漏りの状況に合わせて使い分ける必要があります。

雨漏り補修スプレーは、手軽に使えるスプレーで、コーキング剤は、練り歯磨きみたいなチューブに入った材料です。

雨漏り補修スプレーは、手軽に施工できるのが良いところですが、効果が長持ちしないのが欠点です。

コーキング剤は、効果が長持ちするのが良いところですが、塗るのが少し難しいです。

そのため、軽い雨漏りやとりあえず雨漏りを止めたいときは雨漏り補修スプレーを、しっかり直したいときはコーキング剤を使うのがおすすめです。

例えば、急に雨が降ってきて、屋根の小さな穴から雨漏りしてきた場合は、雨漏り補修スプレーを使うと、スプレーするだけで簡単に直せます。

しかし、効果は一時的なもので、数ヶ月で効果がなくなってしまうこともあります。

一方、屋根や外壁のひび割れを直す場合は、コーキング剤を使うと5年〜10年程度効果が持続します。ただし、コーキングガンを使って塗る必要があり、少し難しいです。

雨漏り補修スプレーの特徴

雨漏り補修スプレーは、手軽に雨漏りを直せるので人気ですが、効果が長持ちしないのが欠点です。

雨漏り補修スプレーは、コーキング剤に比べて薄く塗られるので、雨や日光に弱く、効果が長持ちしません。

例えば、雨漏り補修スプレーは、屋根の小さな穴や隙間の補修、雨どいの繋ぎ目の補修などに使うことができます。

しかし、長い間防水効果を期待することはできません。

これは、雨漏り補修スプレーは薄く塗られるので、コーキング剤のように厚く塗ることができず、雨や日光ですぐに劣化してしまうからです。

雨漏り補修スプレーは、スプレー缶に入っているので、コーキングガンなどの道具を使わずに、簡単に塗ることができます。

そのため、DIYをやったことがない人でも簡単に雨漏りを直すことができます。

また、乾くのも早く、30分〜1時間程度で乾くものが多いです。

値段も1,000円〜2,000円程度で買えるものが多く、コーキング剤よりも安いです。

コーキング剤の特徴

コーキング剤は、効果が長持ちするので、雨漏り補修に広く使われています。

コーキング剤は、ゴムみたいに伸び縮みするので、建物の動きに合わせて伸び縮みし、ひび割れや隙間をしっかりと塞ぐことができます。

そのため、雨漏り補修だけでなく、建物の隙間を埋めて風が入ってこないようにしたり、防水効果を高めたりするのにも使われます。

また、コーキング剤は、厚く塗ることができるので、雨や日光の影響を受けにくく、効果が長持ちします。

コーキング剤には、シリコン系、変成シリコン系、ウレタン系など、色々な種類があり、使う場所や用途に合わせて適切なコーキング剤を選ぶことが重要です。

例えば、屋根には雨や日光に強い変成シリコン系コーキング剤、外壁には塗料と相性が良いコーキング剤を選ぶ必要があります。

コーキング剤の値段は、種類や量によって違いますが、1,000円〜3,000円程度で買えるものが一般的です。

使い分けのポイント

雨漏り補修スプレーとコーキング剤は、雨漏りの状況や場所、規模、予算などを考えて使い分けることで、より効果的に雨漏りを直すことができます。

雨漏り補修スプレーとコーキング剤は、それぞれ特徴や用途が異なるため、適切な方を選ぶことが重要です。

ちょっとした雨漏りやとりあえず雨漏りを止めたいときは雨漏り補修スプレー、本格的に雨漏りを直したいときはコーキング剤がおすすめです。

例えば、ベランダの床の小さなひび割れから雨漏りしている場合は、雨漏り補修スプレーで直すことができます。

これは、ひび割れの規模が小さく、一時的に直せれば良いからです。

しかし、屋根の棟板金が剥がれて雨漏りしている場合は、コーキング剤で直す方が効果的です。

これは、棟板金の剥がれは雨漏りの原因となる可能性が高く、長持ちするコーキング剤でしっかりと直す必要があるからです。

また、DIYに慣れていない場合は、手軽に使える雨漏り補修スプレーの方がおすすめです。

これは、コーキング剤を塗るには、コーキングガンという道具の使い方や、充填のコツなど、ある程度の技術が必要になるためです。

【状況別】雨漏り修理、こんな時はプロに相談!

【状況別】雨漏り修理、こんな時はプロに相談!

雨漏り修理は、状況によってはDIYで対応できない場合があり、専門業者に依頼する方が安全で確実な場合があります。

これは、雨漏りの原因が複雑な場合や、高い場所で作業が必要な場合、広い範囲の補修が必要な場合は、専門的な知識や技術、特殊な道具が必要になるためです。

例えば、雨漏り箇所が特定できない場合、屋根裏など確認が難しい場所からの雨漏りの場合、雨漏りの原因が複数考えられる場合、雨漏りの範囲が広い場合、高い場所で作業が必要な場合などは、プロに相談することをおすすめします。

DIYでは、雨漏りの原因を特定するのが難しかったり、高い場所での作業は危険だったり、広い範囲の雨漏りを直すには専門的な知識や技術が必要だったりするからです。

プロに依頼する場合は、以下の様な点でメリットがあります。

  • 雨漏りの原因を確実に特定できる
  • 適切な修理方法を教えてもらえる
  • 専門的な技術で直してもらえる
  • 保証がある

雨漏り修理をプロに依頼すべきケースは以下の通りです。

  • 雨漏りの場所がわからない場合
  • 屋根裏など、自分では確認できない場所からの雨漏りの場合
  • 雨漏りの原因がいくつか考えられる場合
  • 雨漏りの範囲が広い場合
  • 高い場所で作業が必要な場合
  • 自分で直すのが不安な場合

雨漏り箇所が特定できない場合

雨漏りの場所がわからない場合は、プロの業者に調査を依頼する方が良いでしょう。

雨漏りの場所を特定するには、専門的な知識や経験が必要な場合があり、間違った場所を修理してしまうと、雨漏りが再発する可能性があるためです。

例えば、天井にシミができている場合、雨漏りの原因は屋根とは限りません。外壁や雨どいなど、別の場所から雨水が侵入している可能性もあります。

プロの業者は、雨漏りの原因を特定するための専門的な知識や経験、調査機器などを備えているため、DIYでは難しい雨漏りの場所の特定を、効率的かつ正確に行うことができます。

また、プロの業者は、雨漏りの原因を特定するために、水を撒いてみたり、煙を使って調べたりする、専門的な調査方法を使うこともあります。

屋根裏など、確認が難しい場所からの雨漏りの場合

屋根裏など、自分では確認できない場所からの雨漏りの場合、無理に修理しようとせず、プロに依頼することをおすすめします。

屋根裏は、狭くて暗く、足場が悪いため、DIYでの作業は危険です。

また、雨漏りの原因が屋根裏にあるとは限らず、屋根材や外壁に問題がある場合もあるため、専門的な知識を持った業者に調査を依頼する方が安心です。

例えば、屋根裏に上がって確認しようとして、足を滑らせて転落したり、屋根材を壊してしまったりする可能性があります。

また、雨漏りの原因が屋根材の劣化である場合、屋根裏からでは確認できないことがあります。

プロの業者は、安全に気をつけながら、適切な方法で調査を行ってくれます。

例えば、屋根裏に入るための専用の道具や、屋根裏を明るく照らすための照明器具などを使い、安全に調査を行います。

雨漏りの原因が複数考えられる場合

雨漏りの原因がいくつか考えられる場合、それぞれの原因に合った修理が必要になるので、プロに診断してもらう方が良いでしょう。

いくつかの原因が重なって雨漏りが発生している場合、DIYで対処しようとすると、かえって雨漏りをひどくしてしまう可能性があります。

例えば、屋根のひび割れと、外壁のコーキングの劣化が同時に起こっている場合、どちらか一方だけを修理しても、雨漏りが止まらないことがあります。

これは、雨水が屋根のひび割れから侵入し、外壁のコーキングの劣化部分から室内に浸入している可能性があるためです。

プロの業者は、たくさんの経験と専門知識に基づいて、雨漏りの原因を正確に診断し、最適な修理方法を提案してくれます。

雨漏りの範囲が広い場合

広い範囲で雨漏りしている場合は、コーキングなどのDIYでの修理では直せない可能性があります。

これは、広い範囲の雨漏りの場合、原因の特定や修理が複雑になることが多く、専門的な知識や技術が必要となるためです。

広い範囲の雨漏りを放っておくと、建物の構造部分にまで被害が及ぶ可能性があるため、早めにプロの業者に相談することをおすすめします。

例えば、屋根全体に雨漏りが広がっている場合、屋根材の劣化や防水シートの破損など、大規模な修理が必要になる可能性があります。

DIYで修理しようとすると、高い場所で作業が必要になったり、専門的な知識や技術が必要になったりするため、危険なだけでなく、雨漏りをひどくしてしまう可能性があります。

プロの業者は、適切な道具や技術を使って、広い範囲の雨漏りにも対応することができます。

屋根全体

屋根全体に雨漏りが広がっている場合は、専門的な知識や技術が必要となるため、プロに依頼する方が安心です。

屋根全体の雨漏りは、屋根材の劣化や破損、防水シートの劣化など、様々な原因が考えられます。

DIYで屋根全体の修理を行うには、高い場所で作業が必要になるため、とても危険です。

また、屋根全体の修理には、専門的な知識や技術も必要になります。

プロの業者は、屋根の構造や雨漏りの原因を正確に診断し、適切な修理方法を提案してくれます。

外壁全体

外壁全体に雨漏りが広がっている場合は、足場を組むなど大掛かりな工事になる可能性もあるため、プロに相談することをお勧めします。

外壁全体の雨漏りは、外壁材の劣化やひび割れ、コーキングの劣化など、様々な原因が考えられます。

DIYで修理するには、足場を組む必要があり、高い場所で作業となるため大変危険です。

また、広い範囲の補修には、専門的な知識や技術も必要になります。

プロの業者は、外壁の状況に合わせて、適切な修理方法を提案してくれます。

高い場所で作業が必要な場合

高い場所で作業が必要な雨漏り修理は、危険なので、プロに依頼する方が安全です。

これは、高い場所での作業は、転落したり、物が落ちてきたりする危険があり、専門的な知識や技術、安全対策が必要となるためです。

DIYで高い場所での作業を行う場合は、足場を組むなどの安全対策が必要になりますが、専門的な知識や経験がないと、安全な足場を組むことは難しく、とても危険です。

例えば、屋根に上る際に、足場が不安定で転落したり、工具を落としてしまったりする可能性があります。

プロの業者は、高い場所での作業の経験が豊富で、安全対策もしっかり行っているので、安心して作業を任せることができます。

また、プロの業者は、高い場所で作業するための車など、特別な道具を使うことで、安全に、そして効率的に作業を行うことができます。

屋根の修理

屋根の修理は高い場所での作業となるため、専門の業者に依頼しましょう。

屋根は、地面から高い場所にあるため、転落事故などの危険性が高く、DIYでの修理は大変危険です。

屋根の修理には、専門的な知識や技術が必要になる場合も多く、DIYで修理しようとすると、雨漏りをひどくしてしまう可能性もあります。

プロの業者は、屋根の修理に必要な知識や技術、安全対策を知っているので、安全に、そして確実に修理を行うことができます。

二階以上の外壁の修理

二階の壁やそれ以上の高い場所の壁を修理する場合も、高い場所での作業となるため、プロに依頼する方が安全です。

二階以上の高い場所の壁の修理は、足場を組む必要があり、DIYで作業するととても危険です。

専門的な知識や経験がないと、安全な足場を組むことは難しく、転落事故などの危険性が高くなります。

プロの業者は、足場の組み立てや解体、安全対策など、高い場所での作業に必要な知識や技術を知っているので、安心して作業を任せることができます。

自分で修理するのが不安な場合

自分で修理することに不安がある場合は、無理せずプロに依頼しましょう。

雨漏り修理は、建物の構造や雨漏りの原因を理解した上で、適切な修理方法を選ぶ必要があるため、不安な場合は、無理せずプロに依頼することをおすすめします。

間違った修理を行うと、雨漏りがまた発生したり、建物の劣化を早めてしまう可能性があるためです。

プロの業者は、雨漏りの原因を正確に診断し、最適な修理方法を提案してくれます。

また、工事の後には保証が付くので、安心して任せることができます。

自分で修理するのが不安な場合は、以下の様な場合もプロに依頼を検討しましょう。

  • 時間がない場合
  • 体力的に自信がない場合
  • 失敗が怖い場合

時間がない場合

時間がない場合は、プロに依頼することで、効率的に修理を進めることができます。

雨漏り修理は、原因調査、材料の選定、下地処理、コーキング剤の充填、乾燥など、たくさんの工程があり、時間と手間がかかります。

DIYで行う場合は、さらに時間がかかる可能性があります。

プロの業者は、効率よく作業を進める方法を知っているので、短い時間で修理を終わらせることができます。

体力的に自信がない場合

雨漏り修理は体力を使う作業も多いため、体力的に自信がない場合はプロに依頼しましょう。

特に、屋根の修理や高い場所での作業が必要な場合は、体力が必要です。

DIYで行う場合は、重いコーキング剤を持ち上げたり、高い場所で作業したりする必要があるため、体力的に自信がない場合は、プロに依頼する方が安心です。

プロの業者は、体力を使う仕事に慣れているので、効率よく作業を進めることができます。

失敗が怖い場合

失敗が怖い場合は、プロに依頼することで、安心して修理を任せることができます。

雨漏り修理は、建物の劣化に直結する重要な作業なので、失敗が怖い場合はプロに依頼する方が安心です。

雨漏り修理を失敗すると、雨漏りがまた発生したり、建物の劣化を早めてしまう可能性があります。

プロの業者は、豊富な経験と専門知識に基づいて、適切な修理方法を選択し、施工するため、失敗のリスクを最小限に抑えることができます。